モザンビーク中央銀行が利下げ、10会合連続 政策金利10.25%
インフレ率は昨年10月の選挙以来、上昇し続けていたが、この数カ月は中銀の目標値に収まっている。
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アフリカ南東部・モザンビークの中央銀行は7月31日、政策金利を0.75%引き下げ、10.25%に設定した。利下げは10会合連続。
政策委員会は声明で、「国際的な商品価格の好転がインフレ見通しを支えている」と述べた。
また委員会は「この措置は主に中期的なインフレ見通しの定着に起因し、一部は商品とサービスの国際価格の好ましい動向に基づいている」とした。
委員会は5月末の金融政策決定会合でも金利を0.75%引き下げていた。
25年6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.15%増。5月の4.00%から微増した。
インフレ率は昨年10月の選挙以来、上昇し続けていたが、この数カ月は中銀の目標値に収まっている。
この選挙では与党・モザンビーク解放戦線(FRELIMO)が50年以上に渡る与党の座を維持。シャポ(Daniel Chapo)大統領が今年1月に就任した。
野党と西側の観測筋はFRELIMOが票を操作したと主張しているが、FRELIMOはこれを否定している。
FRELIMOは1975年の独立時に政権を握り、その後、モザンビーク民族抵抗運動(RENAMO)と15年にわたると血生臭い内戦を戦った。RENAMOは後に野党となり、10月の選挙にも候補を擁立した。