◎北部カボデルガード州郊外の地区で農作物を収穫していた農民がアフリカゾウに襲われ、少なくとも5人が死亡した。
2015年6月27日/モザンビークの国立公園、アフリカゾウの親子(Getty Images)

モザンビークの警察当局は14日、北部カボデルガード州郊外の地区で農作物を収穫していた農民がアフリカゾウに襲われ、少なくとも5人が死亡したと発表した。

当局によると、5人のうち2人は子供、1人は女性だった。一部の地元メディアは警察筋の話を引用し、「死亡した5人は最近この地区に逃れた避難民だった」と報じている。

アフリカゾウの襲撃を回避した生存者は地元メディアの取材に対し、「友人の子供が死んだ」と語った。

警察の報道官によると、この地区は野生動物の保護区域外だが、アフリカゾウの活動エリアになっているという。

カボデルガード州ではテロリストの襲撃を受け避難した市民数十万人が生活している。報道によると、事件が発生した地区は国立公園に近いものの、アフリカゾウ関連の死亡事故はここ数年報告されていなかったという。

カボデルガード州に拠点を置くイスラム過激派組織「アンサール・アル・スンナ(Ansar al-Sunna)」は2018年半ば頃からイスラム国(ISIS)と連携して活動を活発化させている。

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