▽身代金目当ての誘拐やフラニ人の武装勢力による暴力はイスラム過激派のテロに苦慮するナイジェリアの危機に拍車をかけている。
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アフリカ西部・ナイジェリアの南部エド州で少なくとも7人が群衆に処刑された。同州知事が28日、明らかにした。
それによると、暴徒は7人をフラニ人と決めつけ、滅多打ちにし、焼き殺したという。
エド州知事は声明で私刑を非難し、関与した者は罪に問われると強調した。
調査の結果、被害者は北部のハウサ人の猟師であることが判明した。
暴徒たちは7人の車両を調べ、誘拐犯やフラニ人の遊牧民と決めつけ、攻撃したとみられる。
現地メディアによると、この襲撃に関与したとして4人が逮捕されたという。
身代金目当ての誘拐やフラニ人の武装勢力による暴力はイスラム過激派のテロに苦慮するナイジェリアの危機に拍車をかけている。
同国では近年、フラニ人と地元住民による部族間抗争で数百人が死亡し、数万人が避難を余儀なくされている。