◎ザンビアでは近年、採石場や鉱山でこのような死亡事故が多発している。
2024年10月30日/ザンビア、中部カッパーベルト州、崩落事故が発生した露天掘り銅山(AP通信)

アフリカ南部・ザンビアの露天掘り銅山で崩落事故が発生し、8人が死亡、1人が行方不明になっている。当局が30日、明らかにした。

それによると、事故は中部カッパーベルト州郊外の銅山で発生。これまでに8人の死亡が確認され、2人が救助された。

国営テレビは関係者の話しとして、「亡くなった8人のうち6人は同じ家族だった」と報じている。

崩落の原因は明らかになっていない。救助隊が生き埋めになった1人を捜索している。

報道によると、亡くなった8人は銅山を所有する会社の従業員ではなく、許可なく敷地内に立ち入り、銅を探していたという。

ザンビアでは近年、採石場や鉱山でこのような死亡事故が多発している。

カッパーベルト州の別の鉱山では今月初め、10人の非正規鉱夫が崩落事故により死亡した。

8月には首都ルサカ近郊の採石場で砂利の山が崩れ、9人が死亡している。

昨年12月にはカッパーベルト州の別の露天掘り鉱山で大雨による地滑りが発生。30人以上の非正規鉱夫が死亡した。

ヒチマレ(Hakainde Hichilema)大統領は最近、鉱山で死亡事故が相次いでいることに深刻な懸念を表明し、取り締まりを強化すると表明していた。

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