◎軍はイスラム過激派組織と思われるジハード主義者を撃退し、少なくとも7人を殺害、8人を逮捕した。
マリの軍事政権は22日、首都バマコ近郊のカティにある軍事基地が攻撃を受けたと報告した。
軍の報道官によると、部隊はイスラム過激派組織と思われるジハード主義者を撃退し、少なくとも7人を殺害、8人を逮捕したという。
カティの住民はAFP通信の取材に対し、「テロリストを捕まえた」と語った。
AFP通信によると、カティ郊外の集落に逃げ込んだ容疑者と思われる男2人が連行されたという。
別の住民はAFPに、「男たちはトラックで村に逃げ込んだ」と説明した。「運転手はIDカード、助手席の男は銃を持っていました。テロリストが捕まって安心しました」
軍事基地が被害を受けたかどうかは明らかにされていない。一部の地元メディアは兵士数人が負傷したと報じている。
マリではサハラ砂漠以南のサヘル地域に拠点を置くアルカイダやイスラム国(ISIS)系組織のテロ攻撃が相次いでおり、首都バマコの検問所で14日に発生した銃撃事件では警察官を含む6人が死亡したと報告されている。
ジハード組織は主にマリ北部で活動していたが、活動エリアを広げているとみられる。AFP通信は警察筋の話を引用し、「過激派は少しずつバマコに近づいている」と報じた。
マリ軍は北部で蔓延する暴力に対処できず、その影響は近隣諸国に広がっている。サヘル紛争の死者数は数千人と推定され、数百万人が避難民になった。