マリ軍政、兵士ら36人逮捕、クーデター未遂か
複数の軍幹部を含む少なくとも36人が過去数日の間に逮捕された。
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アフリカ西部・マリの軍事政権が30人を超える兵士と軍関係者を逮捕した。現地メディアが11日に報じた。
ロイター通信は情報筋の話しとして、「兵士らは政府を不安定化させようとした容疑で逮捕された」と伝えている。
それによると、複数の軍幹部を含む少なくとも36人が過去数日の間に逮捕されたという。
それ以上の詳細は明らかになっておらず、軍政はコメントを出していない。
軍指導部は2020年と21年のクーデターで政権を奪取。それ以来、ゴイタ(Assimi Goita)大将が最高指導者として国を率いている。
ゴイタ氏は同国北部と中央部の大部分を支配するイスラム過激派を一掃し、安全保障の回復を約束したが、暴力が収まる見通しは立っておらず、むしろ悪化しているように見える。
マリとその隣国ブルキナファソとニジェールは10年以上にわたって国際テロ組織アルカイダやイスラム国(ISIS)系組織と戦ってきた。
マリ北部を含む広大なサヘル地域では多くの過激派が活動している。
3カ国の軍政は紆余曲折の末、サヘル諸国連合(AES)を形成し、ロシアに急接近。今年1月末に西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)から正式に脱退した。
軍人や政界関係者で構成される全国評議会は先月、ゴイタ氏の大統領就任を全会一致で採択。必要に応じて好きなだけ任期を延長でき、選挙は必要ないとした。
これにより、ゴイタ氏は少なくとも2030年まで軍政を率いることが確定した。
軍政は5月、すべての政党と組織を解散させ、集会を禁じた。