◎教育省はドレッドヘアの学生の教育を受ける権利を保障し、全ての公立学校にドレッドヘアに関する差別的な規則を廃止するよう命じる必要がある…
ドレッドヘアの少年(Getty Images)

マラウイの高等裁判所は8日、教育省に対し、ドレッドヘアの生徒を国内の公立学校に入学させるよう命じた。

地元メディアによると、高裁は判決の中で、「ドレッドヘアであることを理由に公立学校への入学を禁じた過去の決定は違憲である」と裁定した。

この裁判は2010年と16年にドレッドヘアであることを理由に公立学校への入学を拒否されたとする男性らの訴えによるものである。

この男性らは「ラスタファリアン」であり、ドレッドヘアをこよなく愛している。

ラスタファリアン(ラスタファリ運動)はジャマイカに住むアフリカ人奴隷の子孫の間で1930年代に発生した精神的思想運動。1960~70年代にかけて、レゲエ界を代表するミュージシャンのボブ・マーリー(Bob Marley)やジミー・クリフ(Jimmy Cliff)の音楽を通じて世界中で知られるようになった。

男性らは事件団体を通じてドレッドヘアに関する規則を無効とするよう訴えた。

首都リロングウェの高裁判事は次のように述べている。「教育省はドレッドヘアの学生の教育を受ける権利を保障し、全ての公立学校にドレッドヘアに関する差別的な規則を廃止するよう命じる必要がある...」

マラウイのラスタファリアンは学生に「身だしなみ」を強制する学校の規則に長い間悩まされてきたようだ。

ケニアの裁判所でも2020年6月に同様の判決が下されている。

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