◎コレラは感染性下痢症のひとつで、治療せずに放置すると数時間で死に至ることもある。
マラウイ、経口生コレラワクチンを接種する少女(Getty Images)

マラウイ政府は21日、コレラワクチンの在庫が少なくなっていると報告した。

マラウイではコレラが大流行しており、昨年3月に最初の患者が報告されて以来、900人以上が死亡している。

保健省は世界保健機関(WHO)が提供した経口ワクチン約290万回分の接種を進め、昨年末の時点で全国15地域のうち13地域の接種率は80%を超えた。

しかし、感染拡大は収まらず、まだ多くの市民がワクチン接種を希望しているようだ。

保健省の報道官は声明で、「ワクチンの在庫は残りあとわずかである」と明らかにした。

同省によると、20日の新規患者は631人、17人の死亡が確認された。これで累計患者は2万8132人、累計死者は916人となった。

同省は国民に対し、基本的な感染防止対策を徹底し、家族以外の第三者との接触は控えるよう促した。

コレラは感染性下痢症のひとつで、治療せずに放置すると数時間で死に至ることもある。コレラ菌に汚染された水を飲んだり食品を食べたりすることで感染する。

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