◎被告は先月、マラウイから隣国ザンビアに逃亡し、不法入国で逮捕された。
人種差別を助長する動画を配信し逮捕された容疑者(BBCニュース/Africanews)

マラウイのメディアは18日、人種差別を助長する動画を販売・配信した容疑で逮捕された中国人が起訴されたと報じた。

報道によると、呂克(ル・ケ)被告は子供を利用して不正に利益を得たとして、人身売買罪で起訴されたという。

被告は先月、マラウイから隣国ザンビアに逃亡し、不法入国で逮捕された。

被告はマラウイの村の子供たちに中国語で自分たちを差別する歌を歌わせ、その動画で利益を上げたと告発されている。

被告が配信した動画のひとつに登場する児童は「私はIQの低いモンスターです」と中国語で歌っている。

地元メディアは、「被告はザンビアからマラウイに送還され、18日に裁判所に出廷し、人身売買罪で起訴された」と報じている。

当局によると、捜査は2週間以内に完了する予定で、被告は複数の罪で追起訴されるという。

被告の弁護士は保釈を要求したが、裁判所は「明確な滞在場所がなく逃亡する可能性が高い」として要求を却下した。

検察側は動画を見て激怒した市民が被告を襲う可能性があるとして、裁判所に保釈を認めないよう求めていた。

マラウイの中国大使館は先月、被告の行動を厳しく非難し、「中国政府は人種差別を認めず、事件がマラウイで適切に処理されることを望む」と声明を発表した。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク