◎チリマ副大統領らを乗せた軍用機は首都リロングウェの空港を11日午前に出発。北方約370キロに位置する空港に45分後に着陸する予定であったが、山岳地帯に墜落した。
2024年6月12日/マラウイ、軍用機が墜落した現場近く(AP通信)

マラウイ政府は12日、軍用機の墜落事故で亡くなったチリマ(Saulos Chilima、51歳)副大統領を国葬で弔うと発表した。

チャクウェラ(Lazarus Chakwera)大統領は声明で、「亡くなった9人に哀悼の意を表すため、国を挙げて21日間喪に服す」と宣言。当局が事故原因を調査していると明らかにした。

チリマ氏らを乗せた軍用機(双発プロペラ機)は首都リロングウェの空港を11日午前に出発。北方約370キロに位置する空港に45分後に着陸する予定であったが、山岳地帯に墜落した。

チリマ氏は51歳。2014年から副大統領を務めていた。

政府は同機の搭乗者数を10人と報告していたが、その後9人に訂正した。

一行は元政府閣僚の葬儀に出席する予定であった。

墜落の原因は明らかになっておらず、ブラックボックスが回収されたかどうかも不明。陸軍が現場を封鎖し、運輸安全委員会の担当官と共に調査している。

管制官は悪天候と視界不良を理由に空港への着陸を試みないよう同機に伝え、リロングウェに引き返すよう求めていた。

その後、同機は管制室との連絡を絶ち、レーダーから姿を消した。

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