◎野党候補12人のうち10人が投票をボイコットし、有権者に抗議デモを続けるよう呼びかけている。
マダガスカルの高等選挙裁判所は1日、先月の大統領選で現職のラジョエリナ(Andry Rajoelina)大統領が勝利したと認定した。
野党候補12人のうち10人が投票をボイコットし、有権者に抗議デモを続けるよう呼びかけている。
高等憲法裁判所は声明で、「ラジョエリナ氏は第1回投票で58.96%の票を獲得し、決選投票の必要なく再選された」と述べた。
ラジョエリナ氏は49歳。2009年の政治危機とクーデターの後、2014年まで暫定政府を率い、今回の選挙で3選を決めた。
野党はラジョエリナ氏と選挙管理委員会が不正を働いていると主張。抗議デモが暴動に発展し、投票日が1週間延期される事態となった。
暴徒は投票所に火を放ち、機動隊と衝突。政府は投票日前夜に夜間外出禁止令を出した。
投票率は前回を大きく下回る46%にとどまった。