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マチェーテ男が保育園を襲撃、幼児4人殺害 ウガンダ


事件はカンパラ市内にある保育施設で発生。警察の発表によると、男は保護者を装って施設に入り、管理者と短時間の会話を交わした。
2026年4月2日/ウガンダ、首都カンパラ、殺傷事件が発生した保育園(AP通信)

ウガンダの首都カンパラで2日、男が保育施設に侵入し、マチェーテを振り回して子どもたちを襲撃し、4人の幼児が死亡した。地元警察が明らかにした。それによると、犯人はその場で逮捕され、取り調べが行われている。事件はウガンダ国内のみならず国際社会にも強い衝撃を与えた。

事件はカンパラ市内にある保育施設で発生。警察の発表によると、男は保護者を装って施設に入り、管理者と短時間の会話を交わした。その後、いったん外に出て門を閉め、再び施設内に侵入、子どもたちに切りかかったという。職員が必死に制止を試みたものの、攻撃を止められず、4人の幼児が死亡、数人が負傷した。

現場に駆け付けた警察官が容疑者を拘束した。目撃者によると、容疑者は冷静な様子で、意味不明な発言を繰り返していたという。カンパラ警察の報道官は記者会見で、「動機は不明であり、捜査を進めている」と述べた。地元メディアは犯行に使用されたマチェーテについて、容疑者が持参したもので、計画的な襲撃の可能性があると伝えている。

被害者は2〜3歳の幼児であり、家族や地域社会に深い悲しみをもたらした。保育施設の職員や保護者は地元テレビ局のインタビューで、「まさかこんなことが自分たちの身近で起きるとは思わなかった」と口をそろえ、事件の衝撃の大きさを語った。現場には多くの住民が集まり、容疑者に対して私刑を試みようとする場面もあったが、警察が空に向けて発砲し、群衆を追い払った。

ウガンダでは過去にも武装勢力による学校襲撃やテロ事件が報告されているが、都市部の保育施設に単独の人物が侵入して幼児を狙った事件は極めて稀である。そのため、専門家や市民の間では、施設の安全管理体制や入退室管理の不備が問題視される事態となった。保育施設の多くは低コスト運営を余儀なくされ、十分な警備体制を整えられていないケースが多いという。

事件後、中央政府は教育機関への警備強化を検討するとともに、保育施設や学校への出入り管理の徹底を呼びかけた。警察は容疑者の調査や精神状態の確認を進めており、単独犯かどうか、ほかに共犯者がいるかについても慎重に調べている。

地域社会は深い悲しみに包まれている。事件を受け、カンパラ市内の学校や保育施設は一時的に警備を強化し、保護者の不安を和らげる取り組みが進められている。しかし、幼い命が奪われた事実は変わらず、住民の間には事件の再発に対する強い不安が残っている。専門家は教育機関に対する包括的な安全対策や精神保健支援の必要性を強調しており、今回の事件はウガンダ国内における児童保護のあり方を問う契機となると見られる。

今回の事件は国際社会に対しても衝撃を与えた。国連児童基金(UNICEF)や各国の人権団体が非難声明を出し、ウガンダ政府に対して再発防止策の迅速な導入を求めた。

今回の事件は幼い子どもを狙った極めて残忍な犯行であり、ウガンダ社会に深い悲しみと不安を残した。警察や政府は迅速な捜査と再発防止策の実施を進めている。今後、事件の全容解明と児童保護のための包括的な対策が求められる。

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