▽多くのアラブ諸国がシリアを訪問し、内戦で荒廃した国の復興と平和的な政権移行への協力や支援を約束している。
アフリカ北部・リビアのラフィ(Walid Al-Lafi)国務大臣が28日、シリアの首都ダマスカスで暫定政府を率いるジャウラニ(Abu Mohammad Al-Julani、本名アフマド・シャラ)氏と会談した。
ジャウラニ氏はアサド旧政権への攻撃を主導したタハリール・アルシャーム機構(HTS)の指導者である。
会談後、ラフィ氏は記者団に対し、「シリア政府の指導者であるアフマド・シャラ氏と両国間の軍事・安全保障問題について協議した」と語った。
またラフィ氏はシリアの政変について、「この地域全体に影響を与える出来事であり、このタイミングで新指導部と会談できたことは大きな成果である」と強調した。
アサド(Bashar Assad)前大統領は今月初め、HTS率いる反体制派による電光石火の攻勢に対応できず、ロシアに逃亡。これにより、50年にわたるアサド一族の独裁に終止符が打たれた。
この政変以来、多くのアラブ諸国がシリアを訪問し、内戦で荒廃した国の復興と平和的な政権移行への協力や支援を約束している。