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リビア国営石油公社、米国との共同エネルギーフォーラム開催へ

リビアはアフリカ最大の石油生産国のひとつだが、2011年の革命以来、何度も生産停止に追い込まれてきた。
2022年7月14日/リビア、首都トリポリ、国営石油公社(NOC)本館(ロイター通信)

アフリカ北部・リビアの国営石油公社(NOC)は24日、同国への石油・天然ガス部門におけるパートナーシップと投資を促進することを目的とした米国との共同エネルギーフォーラムを近日中に開催すると発表した。

リビアはアフリカ最大の石油生産国のひとつだが、2011年の革命以来、何度も生産停止に追い込まれてきた。

NOCは声明で、「フォーラムの日程は未定。米企業フリーダム・ファーストとの共同開催となり、米大手エネルギー企業の代表やリビアの投資家・当局者が参加する予定である」と述べた。

NOCは最近、安全保障上の理由からリビアでの活動を10年間停止していた米石油大手エクソンモービルと覚書を締結した。

リビアは2011年の革命後、政治的な行き詰まりと争いにより東部と西部に分裂。2つの政府が発足した。混乱が収束する見通しは立っていない。

国連の承認を受けたドベイバ(Abdul Hamid Dbeibah)首相と対立する東部政府のバシャガ(Fathy Bashagha)首相は国内のほとんどの油田を支配下に置く軍閥トップの実力者である元国軍将校のハフタル(Khalifa Haftar)司令官と連携している。

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