◎デモは17日から始まり、数百人が国会議事堂に殺到。警察ともみ合いになった。
アフリカ西部・リベリアで反政府デモが激化し、首都モンロビアの国会議事堂で火災が発生した。現地メディアが18日に報じた。
デモは17日から始まり、数百人が国会議事堂に殺到。警察ともみ合いになった。火災の原因は明らかになっていない。
ボアカイ(Joseph Boakai)大統領は現場を視察し、関係閣僚に調査を命じた。
デモ隊は汚職の告発に直面している国会議長を罷免するよう求めている。
警察は17日、数十人のデモ参加者を逮捕し、群衆を解散させるために催涙ガスを使用した。
国会議事堂が火災に見舞われたのはこの1週間で2度目だ。地元メディアによると、警察は火災発生時に現場周辺にいた数人を逮捕したという。
コファ(Konati Koffa)議長に関する汚職疑惑は数カ月前に発覚。それ以来、コファ氏を支持する勢力と反対派の間で複数回衝突が確認されている。
リベリアの法律では3分の2以上の賛成で議長を罷免できる。しかし、必要な支持は得られぬまま、国会は行き詰まり、政府は来年度予算を通過させることができないでいる。