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▽ラッサ熱はネズミが媒介し、感染すると発熱や嘔吐、最悪の場合には出血を伴う「エボラ出血熱」や「マールブルグ病」と同じウイルス性出血熱である。
アフリカ西部・ナイジェリア、最大都市ラゴスの医療機関(Getty Images)

アフリカ西部・ナイジェリアの保健当局は3月31日、「ラッサ熱」により過去3ヶ月間で少なくとも118人が死亡したと明らかにした。

ラッサ熱はネズミが媒介し、感染すると発熱や嘔吐、最悪の場合には出血を伴う「エボラ出血熱」や「マールブルグ病」と同じウイルス性出血熱である。

ナイジェリアでは1969年に北東部ボルノ州で初めて確認された。特に農村部では不衛生な食品の取り扱いが原因で、長年にわたり数千人が死亡している。

ラッサ熱を予防するためのキャンペーンは何年も続けられているが、貧困にあえぐ農村部ではネズミが家屋や食品、調理器具に侵入するのを防ぐような環境衛生の改善は見られない。

ナイジェリア疾病管理予防センター(NCDC)は声明で、「1月から3月にかけて合計645件のラッサ熱患者が確認され、118人が死亡した」と明らかにした。

過去数四半期のラッサ熱による死者は100人前後で推移している。

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