▽ナイジェリアの北中部では西アフリカ最大のイスラム過激派ボコ・ハラムを含む多くの武装勢力が活動しており、地雷は珍しくない。
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アフリカ西部・ナイジェリアのボルノ州で走行中のバスが地雷を踏み、少なくとも8人が死亡、21人が負傷した。陸軍が12日、明らかにした。
それによると、現場は州都マイドゥグリ近郊の舗装されていない道路。バスはこの爆発で大破したという。
ロイター通信は当局者の話しとして、「生還した21人のうち7人が重傷で、マイドゥグリの病院に緊急搬送された」と伝えている。
ナイジェリアの北中部では西アフリカ最大のイスラム過激派ボコ・ハラムを含む多くの武装勢力が活動しており、地雷は珍しくない。
陸軍によると、事件は正午前に発生。爆発を目撃した住民が警察に通報したという。
州政府は犠牲者に哀悼の意を表し、「テロリストが一般道に地雷を設置した」と非難した。
ナイジェリア北中部では国際テロ組織アルカイダやイスラム国(ISIS)とつながりのある複数の過激派が拠点を築いている。
政府とボコ・ハラムは戦争状態にあり、10数年にわたる戦いで3万5000人以上が死亡、260万人以上が住居を失ったと推定されている。
ボコ・ハラムは西アフリカで最も強力な過激派のひとつであり、その影響力は拡大し続け、隣国のカメルーン、ニジェール、チャドでも猛威を振るっている。