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ウガンダで拘束されたケニア人活動家2人解放

2人はムセベニ(Yoweri Museveni、81歳)大統領を退陣させるため、野党と共謀したとして先月初めに拘束された。
アフリカ東部・ウガンダのムセベニ大統領(AP通信)

アフリカ東部・ウガンダで拘束されたケニア人活動家2人が釈放された。現地メディアが9日に報じた。

2人はムセベニ(Yoweri Museveni、81歳)大統領を退陣させるため、野党と共謀したとして先月初めに拘束された。

2人は10月1日、ムセベニ氏のライバルである野党党首ボビ・ワイン(Bobi Wine、本名:ロバート・キャグラニ)氏の選挙集会に参加した後、武装兵に連行された。

政府と与党・国民抵抗運動(NRM)は当初、連行への関与を否定していた。

ケニア外務省は9日の声明で、「数週間にわたる率直かつ建設的な対話を経て、2人がケニア大使に引き渡された」と発表した。

2人は自国に戻った際、記者団に対し、「非人道的な状況下で軍事施設に拘束されていた」と述べたが、詳細は明らかにしなかった。

ムセベニ氏は8日、首都カンパラの記者団に対し、「国内での抗議活動は悲惨な結果に終わる」と警告した。

ムセベニ氏は1986年から現在まで大統領を務めている。アフリカで長期政権を維持している指導者の一人だ。

NRMは9月、ムセベニ氏の大統領選出馬を承認した。

大統領選を含む総選挙は1月15日に行われる。最新の世論調査によると、ムセベニ氏の支持率はワイン氏を上回っている。

ワインは2021年の前回選挙で2位。ムセベニ政権が票を操作し、野党支持者を暴行・脅迫することで支持を集めたと主張し、最後まで結果を認めなかった。

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