◎事故は20日の現地時間午前3時頃に発生。スタジアムで同日午前に予定されていた式典に参加するために並んでいた人々が将棋倒しになり、女性4人の死亡が確認された。
ケニア西部ケリチョのスタジアム近くで群衆事故が発生し、少なくとも4人が死亡した。地元当局が20日、明らかにした。
それによると、事故は20日の現地時間午前3時頃に発生。スタジアムで同日午前に予定されていた式典に参加するために並んでいた人々が将棋倒しになり、女性4人の死亡が確認された。
地元テレビ局は目撃者の話しとして、「紅茶を売っていた女性が商品の扱いを誤って煙を発生させてしまい、その直後、誰かが催涙弾だと叫び、大混乱になった」と伝えている。
警察は声明で、「身元不明の女性4人の死亡を確認し、数人が病院に搬送された」と明らかにした。
負傷者の数は特定されていない。
警察も紅茶トラブルが群衆事故に発展したと報告している。「スタジアムの外で紅茶を売っていた女性がCゲート近くで火の中に紅茶をこぼしてしまい、大混乱が起きた。並んでいた人々は催涙弾が撃ち込まれたと勘違いしてパニックを起こし、その場から離れようとした...」
地元メディアによると、20日の式典は予定通り開催され、ルト(William Ruto)大統領も出席したという。
ケニアは10月20日を「英雄の日」と定め、1963年の独立のために戦った人々に敬意を表している。