◎現場はナイロビ中心部の河川沿い。解体が決まっていた4階建てアパートが倒壊し、10数人が瓦礫の下敷きになったとみられる。
ケニアの首都ナイロビで建物の倒壊に巻き込まれた4人が救助された。地元メディアが14日に報じた。
それによると、現場はナイロビ中心部の河川沿い。解体が決まっていた4階建てアパートが倒壊し、10数人が瓦礫の下敷きになったとみられる。
国営テレビは当局者の話しとして、「救助された4人のうち3人が重傷、1人が軽傷で、市内の病院に搬送され手当てを受けている」と報じた。
現場で救助作業を支援しているケニア赤十字は声明で、「10数人が瓦礫の下に取り残されているという情報がある」と明らかにした。
それによると、アパートは解体作業中に崩れたとみられる。
ケニアは最近、未曾有の大雨と洪水に見舞われている。中央政府は低地やその他危険なエリアで生活する人々に高台への避難や移住を命じている。
地元当局によると、この建物は川に近すぎるため、最近立ち退きおよび取り壊しを命じられたという。
ケニアでこのような立ち退き事案は珍しくなく、その多くが建築基準法を無視したり、無許可の建物である。
今月初めにはキリニャガ県で建設中の4階建てアパートが倒壊し、1人が死亡している。