◎ナイロビのジョモ・ケニヤッタ国際空港と西部のエルドレット国際空港では非常用の発電機が作動しなかったと伝えられている。
変電所(Getty Images)

東アフリカ・ケニア全土で停電が発生し、主要交通機関などで混乱が広がった。現地メディアが10日に報じた。

それによると、首都ナイロビの国際空港や鉄道駅も停電に見舞われ、数万人が影響を受けたという。

停電は10日の現地時間20時頃から始まり、全国に広がった。同国でこの規模の大規模停電が発生したのは3カ月で3度目。

ナイロビのジョモ・ケニヤッタ国際空港と西部のエルドレット国際空港では非常用の発電機が作動しなかったと伝えられている。

ケニア電力公社は声明で、「電力系統でシステム障害が発生し、関係部門が対応に当たっている」と述べ、謝罪した。

それによると、超高圧送電線で不具合が発生し、全国の電力・給電系統システムが機能不全に陥ったという。

それ以上の詳細は明らかにされておらず、調査が進められている。

ケニア電力公社は近年、電気料金の値上げ、サービスの低下、汚職問題で非難を浴びている。

現地メディアによると、ナイロビを含む主要都市の停電は2時間ほどで復旧したという。

先月の停電では完全復旧に12時間以上かかった。

8月25日の大規模停電では病院、空港、大統領官邸まで真っ暗になった。この復旧には24時間近くかかり、批判が殺到。ケニア電力公社は風力発電所の不具合が原因と発表している。

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