ケニア暴動、内相が暴徒を非難「国家転覆企てた」
ナイロビなどの都市部では前日、警察に抗議するデモが行われ、一部が暴動化。数百人が死傷した。
.jpg)
アフリカ東部・ケニアの内務省は26日、首都ナイロビなどで警察に抗議するデモが暴動に発展したことを嘆き、暴徒が国家転覆を企てたと非難した。
ムルコメン(Kipchumba Murkomen)内相は記者会見で、「略奪犯たちは注目を集めるために建物に火を放ち、店舗を略奪した」と語った。
ナイロビなどの都市部では前日、警察に抗議するデモが行われ、一部が暴動化。数百人が死傷した。
ムルコメン氏はこの混乱で少なくとも10人が死亡したと明らかにした。
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは少なくとも16人が死亡、400人以上が負傷し、死者の大半が警察官に射殺されたと主張している。
都市部では略奪と放火が横行。ナイロビ中心部では少なくとも10の建物が全焼し、商店主たちが片づけに追われた。
全国のデモ参加者は数千人と推定されている。
警察は実弾、ゴム弾、催涙ガス、放水砲を使って暴徒を追い払い、少なくとも61人を逮捕したと報告している。
ナイロビでは3週間ほど前から男性ブロガーの死に抗議するデモが続いている。
オンラインメディアなどに記事を投稿していたアルバート・オワンガ(Albert Ojwang、31歳)さんは2週間前、ナイロビ中央警察署に連行された後、死亡した。
警察は当初、オワンガさんが留置場内で自殺したと主張していたが、その後謝罪し、捜査を開始したと明らかにした。
オワンガさんは6日、西部のビクトリア湖近くの町で逮捕され、ナイロビに連行された。
警察は逮捕の理由について、「オワンガさんがソーシャルメディアで警察幹部に関する虚偽の情報を拡散した」と説明していた。
事件を調査する独立警察監視機関(IPOA)は13日、解剖の結果、オワンガさんが暴行を受けた可能性が高いと指摘。同署の幹部らを逮捕したと明らかにした。
ムルコメン氏は会見の中で、「暴徒たちは政権を打倒し、国家転覆を企てた」と述べ、「警察は群衆が連邦議会と大統領府に近づこうとしたため、制止せざるを得なかった」と説明した。
またムルコメン氏は抗議デモの権利を擁護し、「略奪犯たちは平和的にデモを行った大多数の市民に恥をかかせた」と非難した。