ケニア25年第1四半期GDP成長率プラス4.9%、不透明感も

25年第1四半期(1~3月)の経済成長率(季節調整済み)は前年同期比4.9%増。市場の予想とほぼ一致した。
ケニア、首都ナイロビ(Getty Images)

アフリカ東部・ケニアの統計局が3日、最新の経済統計を公表した。

それによると、25年第1四半期(1~3月)の経済成長率(季節調整済み)は前年同期比4.9%増。市場の予想とほぼ一致した。

国立統計局は声明で、「GDPは農業や製造業などの分野の成長を背景に、前年同期とほぼ同じペースで推移した」と述べた。

東アフリカ最大の経済規模を誇るケニアは持続的な経済成長を維持しているが、世界的な貿易摩擦、市場変動、地球温暖化に伴う極端な天候といったリスクに直面している。

国立統計局は声明の中で、「25年第1四半期において、経済のすべての部門が成長を記録したが、その規模は部門によって異なった」と述べた。

また同局は「作物や家畜の生産に関わる国内の大部分が好天に恵まれたことが成長を支えた」と付け加えた。

しかし、宿泊業と飲食サービス部門の成長率は24年第1四半期の38.1%から4.1%に急落した。

情報通信部門は5.8%上昇したが、前年同期の9.2%から減速。金融・保険活動は5.1%上昇したものの、前年同期の9.6%を下回った。

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