▽ケニアの3月の消費者物価指数(CPI)は前年比3.6%増で、2月の3.5%からわずかに上昇したものの、依然として中銀の目標値内に収まっている。
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ケニア中央銀行のトゥゲ(Kamau Thugge)総裁は9日、来年の経済成長率見通しをプラス5.6%に上方修正した。
トゥゲ氏は記者会見で、「26年のGDP伸び率は今年の5.4%を上回ると予想している」と語った。
またトゥゲ氏は今年と来年の経済について、「主要サービス部門と農業の回復力、民間部門への投資の回復、輸出の改善により、力強く成長すると予測している」と述べた。
さらに、「成長見通しは貿易摩擦や地政学的対立など、対外的・国内的リスクに左右される」とし、米国の関税政策の影響を受ける可能性があると示唆した。
中銀は8日の金融政策決定会合で政策金利を0.75%引き下げ、10.00%に設定した。利下げは5会合連続。
ケニアの3月の消費者物価指数(CPI)は前年比3.6%増で、2月の3.5%からわずかに上昇したものの、依然として中銀の目標値内に収まっている。