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ケニア中央銀行、8回連続の利下げ、政策金利9.25%

25年9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.6%増となり、8月の4.5%から小幅上昇したものの、中銀の目標値である2.5~7.5%に収まっている。
ケニア、首都ナイロビ、中央銀行本社(ロイター通信)

アフリカ東部・ケニアの中央銀行が7日、政策金利を0.25ポイント引き下げ、9.25%に設定した。利下げは8会合連続。

インフレ率が目標範囲内に収まっていることから、金融政策をさらに緩和する余地があると表明した。

金融政策委員会は声明で、「0.25ポイントの利下げが、民間部門への銀行融資を刺激し、経済活動を支援するこれまでの措置を強化すると同時に、インフレ期待が十分に抑制された状態を維持する」と述べた。

また委員会は「今回の政策決定の影響と国内外の経済動向を注視し、その使命に沿って必要に応じて追加措置を講じる用意がある」と表明した。

25年9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.6%増となり、8月の4.5%から小幅上昇したものの、中銀の目標値である2.5~7.5%に収まっている。

中銀は来年の経済成長率予測を8月の5.4%から5.5%に小幅上方修正。25年の成長予測5.2%は据え置いた。

25年第2四半期(4~6月)の経済成長率(季節調整済み)は前年同期比5.0%増。第1四半期(1~3月)は4.9%増であった。

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