◎米国の検察当局は今週、贈賄や巨額詐欺に関与した疑いでゴータム・アダニ会長を起訴した。
インド、アダニ・グループのロゴ(Getty Images)

アフリカ東部・ケニア政府は21日、インド資本の大財閥アダニ・グループの会長が米国で起訴されたことを受け、ジョモ・ケニヤッタ国際空港の拡張工事を含む同社との契約を解除したと発表した。

ルト(William Ruto)大統領は声明で、米国を名指しすることなく、「捜査当局やパートナー国から提供された新たな情報に基づいて、この決定を下した」と述べた。

アダニ・グループは首都ナイロビの空港を近代化し、滑走路とターミナルを増設する代わりに、同空港を30年間運営する契約を結ぼうとしていた。

広く批判されているこの契約は反アダニ抗議デモに発展。労働条件の悪化や場合によっては雇用の喪失につながるという空港労働組合によるストライキを引き起こした。

アダニ・グループは東アフリカのビジネスの中心地であるケニアで送電鉄塔を建設する契約も獲得していた。

大統領府の報道官は21日、アダニ関連の国内契約で今のところ不正は確認されていないと述べた。

米国の検察当局は今週、贈賄や巨額詐欺に関与した疑いでゴータム・アダニ(Gautam Adani)会長を起訴。インドでの大規模な太陽光発電プロジェクトで複数の不正が確認されたとしている。

アダニ氏は証券詐欺、証券詐欺の共謀、電信詐欺の共謀で起訴された。

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