◎バスは猛スピードでガードレールに突っ込み、橋の下に転落した。
ケニアの警察当局は25日、中部メル郊外の橋からバスが転落した事故について、これまでに30人の死亡を確認したと発表した。
当局によると、バスは中部メルと首都ナイロビを結ぶ高速道路を走行中、ガードレールを突き破り、川に転落した。事故発生時刻は24日の現地時間午後6時頃と報告されている。
警察の報道官は記者団に対し、「現場にブレーキ痕がないため、バスのブレーキに不具合が発生した可能性がある」と説明した。
国営KBCは目撃者の話を引用し、「バスは猛スピードでガードレールに突っ込み、橋の下に転落した」と報じている。
警察は死者を30人と報告したが、運転手の安否は明らかにしていない。また数人が病院に搬送されたとしている。
ケニアを含む東アフリカ諸国ではスピード超過による交通事故が多発している。この地域の運転手は道が狭すぎると政府を批判しているが、警察は無茶な運転をする悪質ドライバーが多すぎると反論している。
ナイロビ沿岸の高速道路で今月8日に発生したバスの衝突事故では少なくとも20人が死亡、数十人が負傷したと報告されている。