◎キプタム氏は昨年10月の米シカゴマラソンで2時間35秒を記録。ワールドアスレティックスは亡くなる数日前にこの記録を認定した。
ケニアの首都ナイロビで23日、マラソン男子の世界記録保持者であるキプタム(Kelvin Kiptum、24歳)選手の国葬が執り行われた。
ルト(William Ruto)大統領やワールドアスレティックスのコー(Sebastian Coe)会長など数百人の要人、友人、ファン、そして家族が参列し、若すぎる死を嘆いた。
キプタム氏は西部チェプコリオ郊外の故郷に埋葬された。
キプタム氏とコーチのハキジマナ(Gervais Hakizimana)氏は2週間前、西部の町で交通事故に遭い、亡くなった。
警察は車を運転していたキプタム氏が何らかの理由でハンドル操作を誤ったとみて捜査している。
キプタム氏は昨年10月の米シカゴマラソンで2時間35秒を記録。ワールドアスレティックスは亡くなる数日前にこの記録を認定した。
地元メディアによると、キプタム氏は関係者に対し、「4月のロッテルダム・マラソンで2時間の壁を越え、パリ五輪で金メダルを取りたい」と話していたという。