アルカイダ組織JNIM、ナイジェリア中部で兵士1人殺害と主張
JNIMがナイジェリアでテロ攻撃を行ったのは初めてとみられる。
.jpg)
国際テロ組織アルカイダ系の武装勢力JNIM(Jama'at Nusrat al-Islam wal-Muslimin)は10月31日、今週ナイジェリア中部で兵士1人を殺害したと主張した。
JNIMがナイジェリアでテロ攻撃を行ったのは初めてとみられる。
JNIMはテレグラムに声明を投稿。10月29日未明にナイジェリア・クワラ州で攻撃を実行し、兵士1人を殺害するとともに弾薬と現金を奪ったと主張した。
ナイジェリア軍はコメントを出していない。
ロイター通信は軍関係者の話しとして、「クワラ州で兵士1人が殺害されたことは事実である」と報じた。
ナイジェリア北中部では西アフリカ最大のイスラム過激派「ボコ・ハラム」やその関連組織「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」など、数十の過激派や武装勢力が活動している。
中央政府とボコ・ハラムは戦争状態にあり、10数年にわたる戦いで数万人が死亡、260万人以上が住居を失ったと推定されている。
ナイジェリアのティヌブ(Bola Tinubu)大統領は10月30日、中部、北西部、南部地域で新たな武装集団が出現しているという報告に懸念を表明した。
