コートジボワール大統領選、ワタラ氏(83歳)4選、主要候補出馬できず
選管はワタラ氏のライバルと目されていた野党指導者4人の大統領選への立候補を禁じていた。
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アフリカ西部・コートジボワールの大統領選について、地元メディアは28日、ワタラ(Alassane Ouattara、83歳)大統領が勝利したと報じた。
投票は10月25日に行われ、ワタラ氏の4選が焦点となっていた。
選挙管理委員会によると、ワタラ氏の得票率は90%。他の候補を圧倒した。投票率は50%であった。
ワタラ氏は2016年の憲法改正で自身の任期はリセットされたと主張し、20年の大統領選に立候補。3選を決めた。
野党はこれに猛反発し、各地で抗議デモが激化。治安部隊の取り締まりにより、数百人が死傷した。
2010年の大統領選ではバグボ(Laurent Gbagbo)元大統領が敗北を認めず、抗議デモが暴動に発展。3000人以上が死亡する事態となった。
地元メディアによると、経済の中心地アビジャンの投票率は特に低く、投票所は閑散としていた。
最終結果は来月初めに発表・確定する予定。それより早く公表される可能性もある。
選管はワタラ氏のライバルと目されていた野党指導者4人の大統領選への立候補を禁じていた。
西アフリカでは近年、ワタラ氏のように権力を維持しようとする指導者が急増。この数年で8回軍事クーデターが起きている。
