▽フランスはコートジボワールに1000人近い兵士を駐留させている。
コートジボワールに駐留するフランス軍兵士(Getty Images)

アフリカ西部・コートジボワールが12月31日、駐留フランス軍の撤退を発表した。

ワタラ(Alassane Ouattara)大統領は年末の国民向け演説で、駐フランス軍が25年1月をもって完全撤退すると明らかにした。

地元メディアによると、撤退に向けた協議は数年前から行われていたという。

ワタラ氏は自国の軍隊が近代化したと強調。「その結果、フランスは部隊の撤退に応じた」と述べた。

フランスはコートジボワールに1000人近い兵士を駐留させている。

アフリカ西部で軍事政権の支配下に置かれるマリ、ブルキナファソ、ニジェールはフランス軍を追放。セネガルとチャドも国外退去を発表している

フランス政府は12月26日、チャドに最初の軍事基地を返還した。チャドはサヘル地域でフランスが大規模な軍事プレゼンスを維持している同盟国のひとつであり、長年にわたりイスラム過激派と戦ってきた。

フランス国内ではアフリカに駐留する兵士の帰還を求める声が高まっている。

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