インターポール、ガーナ元財務相のレッドノーティス発行
ガーナ当局はオフォリアッタ氏が石油や電力など、国営企業が関連する契約で不正に関与したとして調査している。
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国際刑事警察機構(インターポール、ICPO)がアフリカ西部・ガーナの元財務相であるケン・オフォリアッタ(Ken Ofori-Atta、65歳)氏に対するレッドノーティスを発行した。
地元メディアによると、オフォリアッタ氏の所在は不明で、病院で治療を受けているとされる。
ガーナ当局はオフォリアッタ氏が石油や電力など、国営企業が関連する契約で不正に関与したとして調査している。
その中には数千万ドルの公的資金を費やしたにもかかわらず、調査工事すら始まっていないという物議を醸す国立大聖堂プロジェクトが含まれている。
レッドノーティスはインターポールが加盟国の申請により発行する通知。その国で逮捕状が出ている人物を特定し、発見したら手配元の国に引き渡す方向で協力するよう各国に要請するものである。
ガーナ検察庁は今週初め、オフォリアッタ氏が出頭要請を無視したとして、インターポールにレッドノーティスの発行を要請していた。
検察庁はオフォリアッタ氏本人が出頭する必要があると主張。同氏の法務チームは医療上の理由を根拠に、オンラインでの聴取を求めているが、検察はこれを拒否した。
当局はオフォリアッタ氏が国外に潜伏している可能性があると指摘。米国、イギリス、南アフリカ、ガイアナ、香港、ケイマン諸島などの国を挙げている。