◎コニーが裁判までに逮捕されなければ、その弁護士が対応に当たることになる。審問後に逮捕された場合、コニーはハーグに移送、出廷する。
オランダ・ハーグの国際刑事裁判所の検察当局がウガンダの反政府武装勢力「神の抵抗軍」のジョゼフ・コニー(Joseph Kony)司令官に対する戦争犯罪と人道に対する罪の告発を裏付ける証拠を今年後半に提出する予定だ。同裁判所が4日、明らかにした。
それによると、コニーの罪状認否は10月15日に予定されている。
コニーは2003~2004年の間にウガンダ北部で犯したとされる殺人、性的虐待、レイプを含む12件の人道に対する罪と、民間人虐殺、略奪、少年の強制徴兵を含む21件の戦争犯罪に問われている。
コニーが裁判までに逮捕されなければ、その弁護士が対応に当たることになる。審問後に逮捕された場合、コニーはハーグに移送、出廷する。
神の抵抗軍は1980年代にウガンダで攻撃を開始、政権転覆を図った。
ウガンダから逃亡した後はコンゴ民主共和国、中央アフリカ共和国、南スーダンで民間人を虐殺。多くの集落が壊滅した。
コニーは拘束した女性を奴隷にして部下に割り当て、支持を確立したとされる。
米国務省はコニーの身柄に500万ドルの懸賞金をかけている。