▽インフレと外貨不足に悩むエジプトは24年3月にIMFプログラムに合意した。
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国際通貨基金(IMF)は11日、エジプトの経済改革プログラムの第4回審査を終え、12億ドルの融資を承認した
IMF理事会はエジプト政府による約13億ドルの持続可能性ファシリティに基づくアレンジメントフィーの要請も承認した。エジプトは2022年に同制度による融資を初めて要請した。
IMFは声明で、「理事会は当局の中期財政コミットメントを再調整するための当局の要請を承認した。特にプライマリーバランスの黒字は来年度GDPの4%に達する見込みである」と述べた。
またIMFは「プライマリーバランスの黒字はIMFプログラムにおけるエジプトのコミットメントを0.5%下回る」とした。
インフレと外貨不足に悩むエジプトは24年3月にIMFプログラムに合意した。昨年来の地域的緊張によるスエズ運河収入の激減と天然ガス生産の減少が経済的苦境に拍車をかけている。
IFM理事会は昨年、エジプトへの融資額を30億ドルから80億ドルに増額することを承認した。
エジプトの2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比12.8%増となり、1月の24.0%からほぼ半減した。