ICC、戦争犯罪容疑でリビア国籍の男の逮捕状発行

ICCの逮捕状はローマ規程(ICCの設立条約)締結国で拘束力を持つ。ICC加盟国は逮捕状が出ている容疑者が自国に足を踏み入れた場合、拘束することが義務づけられている。
オランダ、ハーグのICC(国際刑事裁判所)本部(International Criminal Court)

オランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)は8日、戦争犯罪の容疑で起訴されているリビア国籍の男の逮捕状を発行したと発表した。

ICCはスレイマン・スネイデル(Saif Suleiman Sneidel)を「グループ50」のメンバーと指摘。このグループを内戦時の複数の虐殺に関与した組織の一派と説明した。

ICCによると、スレイマン・スネイデルは2016~17年にかけて、同国第2の都市ベンガジとその周辺で殺人、拷問、虐待などの戦争犯罪を犯したという。

スレイマン・スネイデルはリビア国内に潜伏しているとみらえる。

ICCの逮捕状はローマ規程(ICCの設立条約)締結国で拘束力を持つ。ICC加盟国は逮捕状が出ている容疑者が自国に足を踏み入れた場合、拘束することが義務づけられている。

リビアは2011年の革命後、政治的な行き詰まりと争いにより東部と西部に分裂。2つの政府が発足した。混乱が収束する見通しは立っていない。

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