武装集団が車に向けて銃乱射、14人殺害 ナイジェリア
事件は24日の正午頃に発生。重武装した男たちが車に向けて銃を乱射した。
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アフリカ西部・ナイジェリア中部プラトー州で身元不明の武装集団が待ち伏せ攻撃を仕掛け、子供や女性を含む14人が死亡した。地元当局が25日、明らかにした。
それによると、事件は24日の正午頃に発生。重武装した男たちが車に向けて銃を乱射したという。
ロイター通信は地元当局者の話しとして、「武装兵は車を止め、その後銃を乱射した」と伝えている。
武装集団は現場から逃走。政府、陸軍、警察はコメントを出していない。
地元メディアによると、犯行声明を出した組織は確認されていない。
プラトー州はナイジェリアで最も危険な州のひとつ。先週には地元で「バンディッド」と呼ばれる盗賊団が郊外の集落を襲撃し、少なくとも20人を殺害した。
今月初めにはイスラム過激派とみられる武装集団が地元の自警団員少なくとも70人を殺害した。
ナイジェリア北中部では西アフリカ最大のイスラム過激派ボコ・ハラムやその関連組織「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」など、数十の過激派や武装勢力が活動している。
ボコ・ハラムは西アフリカで最も強力な過激派のひとつであり、その影響力は拡大し続け、隣国のニジェール、チャド、カメルーンでも猛威を振るっている。
中央政府とボコ・ハラムは戦争状態にあり、10数年にわたる戦いで3万5000人以上が死亡、260万人以上が住居を失ったと推定されている。
ボコ・ハラムは2009年に西欧の教育に反対し、過激なイスラム法を導入するための武装闘争を開始した。