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武装集団が森林警備隊員12人を殺害 ナイジェリア北部

クワラ州知事はX(旧ツイッター)に声明を投稿。軍に対し、州内各地で発生している襲撃に関与した犯罪者を一掃するよう要請した。
アフリカ西部・ナイジェリア、中部ベヌエ州の民兵(Getty Images/AFP通信)

アフリカ西部・ナイジェリア北部クワラ州の集落に身元不明の武装集団が押し入り、少なくとも12人の森林警備隊員が死亡した。地元警察が29日、明らかにした。

それによると、警察は森林警備隊が12人の遺体と4人の生存者を発見したという。

4人は銃創を負い、病院で治療を受けているとのこと。

犯行声明を出した組織は確認されていない。

クワラ州知事はX(旧ツイッター)に声明を投稿。軍に対し、州内各地で発生している襲撃に関与した犯罪者を一掃するよう要請した。

ナイジェリア北中部では西アフリカ最大のイスラム過激派「ボコ・ハラム」やその関連組織「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」など、数十の過激派や武装勢力が活動している。

ボコ・ハラムは西アフリカで最も強力な過激派のひとつであり、その影響力は拡大し続け、隣国のニジェール、チャド、カメルーンでも猛威を振るっている。

中央政府とボコ・ハラムは戦争状態にあり、10数年にわたる戦いで3万5000人以上が死亡、260万人以上が住居を失ったと推定されている。

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