スポンサーリンク
▽ギニアはボーキサイトを含む豊富な天然資源(鉄、金、ダイヤモンドなど)をうまく活用できていないと長年指摘されてきた。
ギニア、首都コナクリ、暫定大統領に就任した陸軍特殊部隊のドゥンブヤ大佐(Getty Images)

アフリカ西部・ギニアの軍事政権が51の採掘許可を取り消した。大統領府の報道官が15日、明らかにした。

それによると、陸軍特殊部隊を率いる暫定大統領のドゥンブヤ(Mamady Doumbouya)大佐がボーキサイト、金、ダイヤモンド、黒鉛などを対象とする差し押さえ令に署名したという。

報道官は国営テレビの声明で、「ドゥンブヤ大統領は操業していない、あるいはライセンスの条件を遵守していない鉱区の取り締まりを強化するため、51のライセンスを剥奪する命令に署名した」と述べた。

また報道官は「これにより、対象の鉱山・鉱区は国家に無償で返還された」と主張した。

ボーキサイトは自動車や食品産業に不可欠なアルミニウムの原料である。

ギニアのボーキサイト埋蔵量は世界最大で、70億トン以上と推定されている。また、生産量も世界トップクラスで、中国は国内で消費するボーキサイトの半分をギニアから輸入している。

ギニアはボーキサイトを含む豊富な天然資源(鉄、金、ダイヤモンドなど)をうまく活用できていないと長年指摘されてきた。

軍政は以前、ボーキサイト鉱山を運営する2企業のライセンスを取り消すと警告していた。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク