ギニア大統領選、12月28日投開票、軍政指導者も出馬予定
大統領の任期も5年から7年に延長され、1回の再選が可能となった。
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アフリカ西部・ギニアの軍事政権が27日、12月28日に大統領選挙を行うと発表した。
9月21日に行われた憲法改正の是非を問う国民投票(89%が賛成で可決)により、陸軍特殊部隊を率いる暫定大統領のドゥンブヤ(Mamady Doumbouya)大佐も大統領選に出馬できるようになった。
野党はこの国民投票を「詐欺」と呼び、「結果は何カ月も前に決まっていた」と主張した。
軍政は昨年7月、新憲法の草案を提示。ドゥンブヤ氏も大統領選に立候補できる内容となっていた。軍政はそれから3カ月後、53の政党を解体し、与党を含む全政党を軍の監視下に置いた。
ドゥンブヤ氏は大統領選への出馬についてコメントしていない。
軍政は先月末、国民投票に先立ち、コンデ氏の政党を含む主要3野党の活動を禁じた。
大統領の任期も5年から7年に延長され、1回の再選が可能となった。
ドゥンブヤ氏は21年のクーデターでコンデ(Alpha Conde)前大統領を追放。それ以来、同国は軍の統治下に置かれている。
ドゥンブヤ氏は22年に2年間の民政移行を提案。24年12月31日までに民主的な選挙を行うと約束していたが、うまくいかなかった。