▽軍は2021年のクーデターでコンデ大統領を追放。ドゥンブヤ氏はその後、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)との協議の末、2年以内に民主的な選挙を実施すると約束していた。
アフリカ西部・ギニアの軍事政権を率いるドゥンブヤ(Mamady Doumbouya)大佐が12月31日、25年の上半期に新憲法の是非を問う国民投票を実施する政令に署名した。
ドゥンブヤ氏は国民向けの演説で「来年の第1四半期中の国民投票を行う政令に署名し、そのプロセスを開始した」と語った。
またドゥンブヤ氏は過去1年間の政権の成果を強調。民政復帰へのロードマップを概説した。
それによると、新憲法は国民の願望を反映したものとなり、安定した統治を可能にする憲法を採択するため、国民投票を行うという。
その後、新憲法に基づき、25年中に大統領選挙、議会選挙、地方選挙を実施する。
憲法草案は国家暫定評議会の承認を得る前に専門家パネルで議論する。ドゥンブヤ氏によると、政府はギニアの社会的、政治的、経済的現実に合わせた憲法を起草したという。
またドゥンブヤ氏は公正で効率的な選挙のための強固な法的枠組みを確保するため、新しい選挙規約を速やかに確立すると約束した。
軍は2021年のクーデターでコンデ(Alpha Conde)大統領を追放。ドゥンブヤ氏はその後、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)との協議の末、2年以内に民主的な選挙を実施すると約束していた。
憲法草案は大統領職の任期を1期5年、3選不可としている。ドゥンブヤ氏が暫定大統領を務めている期間はこれに含まれない。