▽フォファナ氏はパンデミック時、過去政府の社会福祉プログラムの一部から最大150億ギニア・フラン(約2億5600万円)を横領したとされる。
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アフリカ西部・ギニアの軍事法廷は2月27日、汚職と公金横領の罪に問われているフォファナ(Ibrahima Kassory Fofana)元首相に懲役5年の実刑判決を言い渡した。
国営テレビによると、フォファナ氏は最後まで容疑を否認したという。
判事は罰金20億ギニア・フラン(約3400万円)の支払いも命じた。
フォファナ氏はパンデミック時、過去政府の社会福祉プログラムの一部から最大150億ギニア・フラン(約2億5600万円)を横領したとされる。
報道によると、フォファナ氏は2018年5月から2021年9月まで首相を務め、汚職容疑で逮捕された後、2022年4月から勾留されている。
フォファナ氏は容疑を否認、弁護団はこれを魔女狩りと非難していた。
フォファナ氏の健康状態が悪化したため、裁判は遅々として進まなかった。報道によると、フォファナ氏は治療のために海外渡航の許可を求めたが、何度も拒否された。
陸軍特殊部隊を率いるドゥンブヤ(Mamady Doumbouya)大佐は2021年のクーデターでコンデ(Alpha Conde)大統領を追放。それ以来、同国は軍事政権の統治下に置かれている。