▽エンバロ大統領の任期は25年2月末までの予定であったが、最高裁判所は同年9月4日までと判決を下している。
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アフリカ西部・ギニアビサウが7日、エンバロ(Umaro Sissoco Embalo)大統領の決定に基づき、大統領選挙と議会選挙を11月23日に行うことを決定した。
エンバロ氏は先月末、大統領選と議会選は11月30日まで行われないと公言していた。
エンバロ氏の任期は25年2月末までの予定であったが、最高裁判所は同年9月4日までと判決を下している。
エンバロ氏の任期をめぐる論争は与野党の対立に発展した。
ギニアビサウは1974年の独立以来、何度も軍事クーデターに見舞われ、長い間政情不安に悩まされてきた。
エンバロ氏は2019年の大統領選で初当選、20年2月末に就任し、これまでに2度、クーデター未遂に直面している。
野党はエンバロ氏の任期が切れているとして、即時退任と総選挙の実施を求めている。
西アフリカでは近年、軍事クーデターが多発しており、2020年以降、マリやブルキナファソなどで8つの軍事政権が誕生している。