スポンサーリンク
▽エンバロ氏の任期は25年2月末までの予定であったが、最高裁判所は同年9月4日までと判決を下している。
ギニアビサウのエンバロ大統領(Bloomberg)

アフリカ西部・ギニアビサウエンバロ(Umaro Sissoco Embalo)大統領が西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)の代表団を追放すると警告した。国営メディアが2日に報じた。

エンバロ氏の任期は25年2月末までの予定であったが、最高裁判所は同年9月4日までと判決を下している。

エンバロ氏は先週、大統領選挙と議会選挙は11月30日まで行われないと発表した。

エンバロ氏の任期をめぐる論争は与野党の対立に発展した。

ギニアビサウは1974年の独立以来、何度も軍事クーデターに見舞われ、長い間政情不安に悩まされてきた。

エンバロ氏は2019年の大統領選で初当選、20年2月末に就任し、これまでに2度、クーデター未遂に直面している。

ECOWASは2日の声明で、「2月21~28日まで国連西アフリカ・サヘル事務所(UNOWAS)とともに代表団を派遣し、今年の選挙についての合意形成を支援した」と述べた。

ECOWASによると、エンバロ氏が代表団に国外退去を命じる可能性があったため、同代表団は3月1日早朝に出国したという。

西アフリカでは近年、軍事クーデターが多発しており、2020年以降、マリやブルキナファソなどで8つの軍事政権が誕生している。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク