ギニアのボーキサイト輸出量が23%急増 25年第3四半期
ボーキサイトは自動車や食品産業に不可欠なアルミニウムの原料である。
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アフリカ西部・ギニアの25年第3四半期(7~9月)のボーキサイト輸出量が前年同月比で23%増加した。軍政当局が16日、明らかにした。
それによると、25年第3四半期のボーキサイト輸出量は前年の3200万トンから3941万トンに増加したという。
その54.6%が中国向けであった。
ボーキサイトは自動車や食品産業に不可欠なアルミニウムの原料である。
ギニアのボーキサイト埋蔵量は世界最大で、70億トン以上と推定されている。また、生産量も世界トップクラスで、中国は国内で消費するボーキサイトの半分をギニアから輸入している。
ギニアの第3四半の月間平均輸出量は上半期比で約19%減少、1314万トンとなった。豪雨による鉱山アクセス障害や港湾作業の遅延が響いた。
軍政は過去数カ月で数百件の採掘許可を取り消しているが、輸出は問題なく進んでいるようだ。
ギニアはボーキサイトを含む豊富な天然資源(鉄、金、ダイヤモンドなど)をうまく活用できていないと長年指摘されてきた。