◎アフリカ連合、西アフリカ経済共同体、そして国連を含む西側諸国は5日のクーデター以来、アルファ・コンデ大統領の解放を軍事政権に繰り返し求めてきた。
2021年9月10日/ギニア、首都コナクリ、ママディ・ドゥンボウヤ大佐(Getty Images/AFP通信)

9月17日、ギニアの軍事政権は今月5日のクーデターで拘束したアルファ・コンデ大統領の解放を求める西アフリカ経済共同体(ECOWAS)の圧力には屈しないと述べ、コンデ大統領の亡命を許さないと誓った。

この声明が発表される数時間前、ECOWASの指導者たちは軍事政権の指導者である陸軍特殊部隊のママディ・ドゥンボウヤ大佐と会談していた。

ドゥンボウヤ大佐は声明の中で、ECOWASとコンデ大統領の解放に向けた協議を進めているという噂を却下した。「コンデはギニアにとどまり続ける。我々は圧力には屈しない...」

アフリカ連合(AU)、ECOWAS、そして国連を含む西側諸国は5日のクーデター以来、コンデ大統領の解放を軍事政権に繰り返し求めてきた。

ECOWASは16日、軍事政権高官とその家族の渡航を禁じ、金融資産を凍結した。

17日の会談には、ECOWASの議長を務めるガーナのナナ・アクフォ=アド大統領と、コートジボワールのアラサン・ワタラ大統領を含む地域の主要な指導者たちが出席したと伝えられている。会談の詳細は明らかにされていない。

コンデ大統領は昨年、大統領の任期を5年から6年に変更し、任期制限をリセットする憲法改正国民投票を実施し、その後の大統領選で3期目の当選を果たした。コンデ大統領が初当選を果たした2010年の大統領選はギニア初の民主的な選挙と見なされたが、2020年の大統領選は国民投票で任期の変更と任期回数がリセットされた影響で暴力的な抗議デモに見舞われ、野党関係者は多くの不正を確認したと主張していた。

ギニアの経済はボーキサイト、金、ダイヤモンドを含む豊富な鉱物資源のおかげで比較的順調に成長しているが、人口の45~50%が貧困ライン以下の極貧生活を余儀なくされている。

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