◎西アフリカではコカインの密輸がますます頻繁になっている。
アフリカ西部・ギニアビサウの警察当局が首都ビサウの空港で2.6トンのコカインを押収した。司法当局が9日、明らかにした。
それによると、麻薬取締官は7日午後、ベネズエラから到着した飛行機を捜索し、コカインが入った袋を78袋確保したという。
この飛行機は個人が所有するものとみられ、パイロットを含む5人の乗組員(メキシコ人2人、コロンビア人1人、エクアドル人1人、ブラジル人1人)が逮捕された。
警察は声明で、「この摘発は米麻薬取締局(DEA)および欧州の捜査当局との緊密な連携の下で行われた」と述べた。
西アフリカではコカインの密輸がますます頻繁になっている。
国連が今年初めに公表したレポートによると、この地域は中南米や東南アジアから欧州に向かう麻薬の中継地となっている。
特にギニアビサウはメキシコやコロンビアの麻薬カルテルが好むルートとして知られている。
今年初め、同国の元大統領の息子であるサンハ・ジュニア(Malam Bacai Sanha Jr)被告は国際的なヘロイン密売組織を率いていたとして、米国の裁判所から6年以上の禁固刑を言い渡された。
隣国のセネガルでも今年初め、東部の鉱山付近で1137キログラムのコカインが押収された。