ギニアビサウ大統領選、投票始まる、エンバロ氏の再選が焦点
過半数を確保する候補が出なかった場合は上位2人が決選投票に進む。
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アフリカ西部・ギニアビサウで23日、大統領選挙の投票が始まった。
現職のエンバロ(Umaro Sissoco Embalo、53歳)大統領の再選が焦点になる見通しだ。
地元メディアによると、エンバロ氏と2019年の大統領選で次点だった元首相が支援する野党候補の一騎打ちになる見通し。
過半数を確保する候補が出なかった場合は上位2人が決選投票に進む。
エンバロ氏は投票後、記者団に対し、「平和的な選挙になることを望む」と語った。
エンバロ氏の任期は9月4日に満了したものの、現在も政権にとどまっている。
ギニアビサウの憲法では大統領の任期は5年で、最大2期までと定められている。野党はエンバロ氏の任期は2月27日までと主張しているが、最高裁は9月4日までと裁定した。
しかし、エンバロ氏は大統領選を含む総選挙の日程を11月末に設定。それまで任期を継続すると表明し、緊張をさらに高めた。
野党はこれを違法な権力掌握と非難し、市民に抗議するよう呼びかけている。
元陸軍大将であるエンバロ氏は2020年の就任以来、複数回のクーデター未遂に直面。2022年には大統領官邸付近で銃撃戦が発生した。
