法案◎議会(一院制、定数275)は2月28日にこの法案を可決。アクフォアド大統領の署名待ちとなっている。
ガーナ、首都アクラ、LGBTQ+の権利拡充を訴えるデモ(Getty Images)

アフリカ西部・ガーナの首都アクラで8日、物議を醸す反LGBTQ法案を承認するよう求めるデモが行われ、数百人が参加した。

議会(一院制、定数275)は2月28日にこの法案を可決。アクフォアド(Nana Akufo-Addo)大統領の署名待ちとなっている。

ガーナは他の西アフリカ諸国に比べると人権を尊重していると考えられており、この法案は人権団体の批判を浴びた。

法案はLGBTQ+(性的少数者)コミュニティーのメンバーやその支援者、関連活動の促進や資金提供、公の場における同性の愛情表現などを禁じるとしている。

これらに違反した場合は10年以下の禁固刑に処される可能性がある。

首都アクラの複数の市民団体がこの法案の差し止めを求める訴えを起こし、審理が続いている。

アクフォアド氏は最高裁で判決が確定するまで、法案に署名しないと表明。欧米諸国に落ち着くよう促している。

法案を支持者する人々はアクフォアド氏が米国やEUの圧力に屈したと主張。欧米諸国の投資や開発援助を失ってでも法案を成立させるべきとしている。

アフリカの54カ国のうち30カ国が同性愛を認めていない。

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