◎ガーナはパンデミック時、300億ドルにのぼる対外債務を処理できなくなり、債務不履行に陥った。
西アフリカ・ガーナの首都アクラで8日、計画停電と慢性的な電力不足に抗議するデモが行われ、数千人が参加した。
デモ隊は計画停電が行われる夕暮れ前に行進を開始。市中心部の通りを練り歩き、政府と電力会社に抗議した。
地元メディアによると、複数の市民団体、主要企業の労働組合、芸能人が加盟する労組などがデモに参加したという。
ガーナはパンデミック時、300億ドルにのぼる対外債務を処理できなくなり、債務不履行に陥った。
国際通貨基金(IMF)はこの事態を受け、昨年ガーナへの30億ドル融資を承認した。
IMFはガーナの債務を「持続不可能」と評し、その対GDP比を2022年の88.1%から28年までに55%まで引き下げるよう求めている。
政府は昨年10月に国内債務の再編を終えた。アクフォアド(Nana Akufo-Addo)大統領は現在も国外債務の再編およびIMF融資に必要な要件を満たすべく、財政健全化に向けた取り組みを続けている。