ガーナ25年10月インフレ率8.0%、10カ月連続で前月下回る
ガーナは22年に債務不履行(デフォルト)に陥り、痛みを伴う債務再編を余儀なくされたが、最悪の危機からは脱しつつある。
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アフリカ西部・ガーナの統計局が5日、最新の消費者物価指数(CPI)を公表した。
それによると、25年10月のインフレ率は前年同月比8.0%増、10カ月連続で前月を下回り、21年6月以来の低水準となった。9月は9.4%、8月は11.5%であった。
統計局のイドリス(Alhassan Iddrisu)局長は記者会見で、「食品価格の下落がインフレ率全体を押し下げている」と語った。
またイドリス氏は「ディスインフレプロセスは確実に進行中だ。物価安定に向かいつつあり、かつての二桁インフレを煽った主要因は勢いを失っている」と強調した。
中央銀行は9月、持続的なインフレ率の低下とマクロ経済見通しの改善を理由に、政策金利を3.5ポイント引き下げ、21.5%に設定した。
中銀はインフレ率が2025年第4四半期(10~12月)までに目標である6~10%に達すると見込んでいた。
国際通貨基金(IMF)は先月、ガーナ当局との間で、融資プログラムの第5回審査に関し、スタッフレベルで合意に達したと発表した。
ガーナは22年に債務不履行(デフォルト)に陥り、痛みを伴う債務再編を余儀なくされたが、最悪の危機からは脱しつつある。
